先日、株式会社藤栄さんの、VIENNA neu ショールームで開催中の
『ELLE DECOR DESIGN WALK 2025 特別展示イベント』にお伺いしてきました。

会場に足を踏み入れると、壁面に「VIENNA neu」のロゴが凛と浮かび上がり、
落ち着いた照明と上質なファブリックに包まれた空間が広がっていました。
一脚の椅子に宿る物語と、職人による造形美
展示のテーマは、ブランドの魅力を最も体現する「椅子」。
一脚一脚に込められた造形美や構造の工夫が紹介され、
まるで家具そのものが語りかけてくるような展示構成でした。
こちらは、建築家ヨーゼフ・ホフマンの作品思想を再構築したV-333の展示。


木部の曲線や接合部の仕組みが宙に浮かぶように展示され、
椅子づくりの精密さとデザインの必然性が目に見える形で体感できました。
まるで「椅子の骨格標本」を眺めているような、美しい構造の見せ方です。
職人技と現代デザインの融合
展示されている椅子はどれも、長い時間を経て磨かれたクラフトマンシップと、
現代のライフスタイルに寄り添うデザイン性が共存しています。
木の質感、布地のテクスチャ、座ったときのしなやかな安定感——
どの要素も「VIENNA neu」の哲学を丁寧に伝えてくれます。


また、スタッフの方々の作品に対する誇りや愛情が伝わる空間づくりも印象的でした。
見た目の美しさだけでなく、「人が心地よく過ごすための椅子」という根本の考えが感じられます。
まとめ

今回の展示では、家具を「見る」だけでなく、その背後にある設計思想や構造の美しさを「感じる」時間を過ごすことができました。
椅子という小さな存在の中に、建築やデザイン、そして人の暮らしの豊かさが凝縮されています。
洗練された空間の中で、あらためて“良いデザイン”の本質を見つめ直す機会となりました。
▶ 会場:VIENNA neu ショールーム
詳しくは VIENNA neu 公式サイト をご覧ください。