インテリアにこだわりたいけど賃貸だからと諦めてはいませんか?
そんな方たちに贈るコラム第五回です。(第四回目「なんだか色味が違う。そんなときは塗装がおすすめ」はこちら)
今回のテーマはちょっと細かいことですが『木口』についてです。
まず初めに『木口』って何と思われていると思います。
解説では「製材された木材の切断面で、繊維に直角に切ったときの面」とあります。
よく分からないという方は図を確認してください。
ベニヤ板を使用してDIYされる方も多いと思います。
私もベニヤ板を用いて棚を作りました。塗装もしてこれでバッチリと思っていたら
「あれ?なんだかキレイじゃない・・・」
理由はこの『木口』だったのです。
仕上がりを逆算して小口の処理をしよう! 実践編
ベニヤ板と呼んでいる木材は正しくはベニヤ合板といいます。
ベニヤ合板とは薄くスライスした突板(これがベニヤ:Veneer)を奇数枚、繊維方向を90度変えて
接着した木材なのです。イメージとしては木材のミルフィーユだと思ってください。
ですのでミルフィーユ同様に切り口には層ができます。色も繊維方向も違います。
そのまま塗装しても綺麗には仕上がりませんよね。では、どうしましょうか。
皆さんは木口テープというものをご存知でしょうか。
ホームセンターの木材コーナーの隅の方にひっそりと置かれているこれが木口処理の救世主となります。
早速使ってみましょう!
①木口の幅より大きめの木口テープを用意します。使用する木材の木口の長さを図り長めにカットします。
②寄れないように貼っていきます。この時片方を木材に合わせて貼ると後の作業が楽です。空気が入らないように押さえながらならします。
③はみ出している部分の木口テープをカッターでカットします。木口テープの切り口部分をサンドペーパーで磨きます。
これを必要な木口に繰り返していきます。
1点注意してほしいのが木口テープはコーナーを巻き込むようには使わないということです。
木口テープも薄い木材ですので曲げてしまうと割れてしまいます。
緩やかな曲線には使用できますが、直角には折らないでください!
出来上がりです!ちなみに塗装をすると右の写真のようになります。すごくきれいになりました!!
棚の使用には何も関係ありませんが見た目を美しくするのもインテリアの醍醐味です。
こだわりたい方には是非おすすめです!
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