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【ロードバイク あるある】 ロードバイクから発生する 異音 の原因と対策

自転車 メンテナンスピット

最近あまり ロードバイク に乗れていないPanoma Parkブログ担当者です!

今回は ロードバイク に乗っていてまれに 異音 が発生することがあります。発生しやすい異音の原因と対策方法についてご紹介いたします!

基本的に音鳴りを解消するには原因をしらみつぶしのように試すしかありません。根気のいる作業です。

① ロードバイク リムブレーキからの異音

ロードバイク に乗っていてブレーキをかけた時にいつもよりも大きな異音がすることがあります。それには様々な原因があります。
例えばブレーキ面に汚れや雨水が付着している場合。いつもよりも摩擦する音が大きくなることも。
汚れている、濡れている場合はブレーキ表面をきれいな布などでふき取りましょう。
それでも解決しない場合は油分が付着している可能性があるためブレーキクリーナーを使用し、ブレーキ面を清掃しましょう。
まだ音が鳴る場合はブレーキシューにアルミ片や汚れが付着していることがありますので見てみましょう。

② ロードバイク ディスクブレーキからの異音

ディスクブレーキは繊細なブレーキです。時には手についている油分が原因で異音がすることも。
そのためメンテナンスする際はきれいな手袋を使用しましょう。手袋がない場合はなるべくブレーキ面に触れないように注意しながら作業しましょう。
ディスクの場合大きく分けて5つの原因があります。

一、汚れや油分の付着、オイル漏れ
二、ローターの曲がり、歪み
三、ブレーキキャリパーのセンターが出ていない
四、ブレーキパッドが限界ライン以下まで削れている
五、ブレーキ固定ボルト又はローター固定ボルトのゆるみ

が主な原因です。まず一つ目のローターの汚れ油分の付着の場合、ヴァイオリンを適当に引いたようなぎーぎー音がなります。
これを解消するためにはローターとブレーキパッドの脱脂と洗浄が必要となります。
ただし、ブレーキパッドに油分が染み込んでいる場合は完全に脱脂することは困難です。
脱脂と洗浄して、まだ音鳴りがする場合はパッドを交換しましょう。それでも音鳴りが発生する場合はローターも交換しましょう。
オイルがブレーキホースやキャリパーから漏れることも(かなりレアケース)
これに気づかずにパッドやローターを洗浄・脱脂してもまたオイルが漏れてしまい音鳴りします。
そのためブレーキ周りのオイル漏れがないかチェックして、オイルが漏れていた場合はすぐに購入した店舗または近くのスポーツバイクショップに相談しましょう。

二つ目のローター曲がりと歪みの修正方法はございます。ただし、大きくゆがんでいる場合(左右に1~2㎜フレている)はほぼ不可能です。
諦めてローターを買いなおしましょう。小さな歪みや曲がりは修正可能です。専用のローター修正工具を使用し、曲がっている部分を正しい方向へ直すことで修正できます。
修正は慣れていない方の場合は難しい作業になりますので慣れている方に任せましょう。

三つ目のブレーキキャリパーのセンターが出ていない場合はブレーキキャリパー固定ボルトを緩めてセンターに固定すれば直る。ただし、ブレーキキャリパーの状態によってはセンターが出しにくい状態になっていることも。その場合はブレーキキャリパーセンタリングツールを使用しましょう。それでもセンターが出ない場合はピストンが出ている可能性がございますのでブレーキパッドを外してピストンを専用のツールで押し戻しましょう。そしてブレーキパッドを戻せば、センターが出るかと思います。

ブレーキパッド

四つ目のブレーキパッドの限界ライン以下まで削れている場合。これはブレーキパッドの寿命です。基本的にブレーキパッドの方が、ブレーキローターよりも早く消耗するためローターよりも先に交換が必要になります。ブレーキパッドの厚みが0.5㎜以下(ベースプレートを除く)になったら交換が必要になります。純正ではパッドの厚みは2㎜ほど(ベースプレートを除く)です。
本来ブレーキをかける場所ではないベースプレートでブレーキをかけるときーきー音がなります。本来ブレーキをかけるために使用する部分ではないので効きが悪かったりするため危険です。
早急に新品に交換しましょう。

五つ目のブレーキキャリパー固定ボルトなどのゆるみはねじを締めれば解決します。フレームによってはブレーキキャリパーよりも低いトルクで締め付ける必要があるので説明書などを確認する。最悪フレームなどの破損につながります。ローター固定ボルトも同様に緩んでいる場合は締め付けましょう。

③ドライブトレインからの異音

ドライブトレイン周りからは音鳴りすることも多い。シャラシャラとして音鳴りはチェーンのオイル切れや汚れが付着していて音が鳴ることがあります。オイルをさしてあげるか汚れを落としてあげましょう。
それでも解消しない場合はチェーンの曲がりやチェーンのプレートが変形していることがあります。チェーン全体をチェックし、異常がないかチェックする。異常がある場合はチェーンを交換しましょう。これで大体の音鳴りは解決します。
ですが、まれにプーリーの摩耗でかみ合わせが悪くなり音鳴りの原因となります。プーリーも合わせてチェックしましょう。
よくあるのがBBのゆるみによる音鳴り。圧入BBは音鳴りが発生します。某C社開発のB〇3〇は対策して組み込まないとほぼ確実にパキパキと音鳴りします。時限爆弾です。
あまりにも音鳴りがする場合は対策してBBを入れる。もしくわ内部ではめあうBBに交換すると音鳴りとはおさらばできます。
圧入BBを使わないフレームであればほぼ関係ないお話です。(ベアリングから音鳴りすることもあるので確実にないとはいえない)

④よくある異音シートポスト、ヤグラ

メンテナンスをほぼしていない ロードバイク かつ、やぐらの形状が特殊な物の場合、ヤグラ部から音鳴りがはっせいすることがございます。
分解しきれいに清掃した後でグリスアップをちゃんと行えば治ることがほとんどです。
シートポストからも音鳴りすることがある。径の不一致や精度が悪いと音鳴りが発生することがあります。径の不一致はチューブ内径にあうシートポストを使用すれば解決します。
精度に関してはグリスを多めに入れるや精度のよいシートポストに交換するなどでのることがありますが、チューブ内の精度が悪い場合はほぼ音鳴りが治らないことがある。最近では海外メーカーの新型エアロロードの音鳴り問題が有名ですね。自転車を買う前に事前調査はしましょう。

⑤各部固定のゆるみなどによる音鳴り

ネジなどのゆるみは定期的なメンテナンスしないと発生しやすくなってしまいます。1.2年に一度オーバーホールしていればゆるみの心配は少なくなります。定期的にゆるみがないかチェックしましょう。緩んでいた場合は適正トルクにて締め付け行いましょう。
ゆるみやすい、または締め付けるのを忘れやすい箇所としてホイール固定のクイックレバーやプレッシャーアンカーなどがゆるみやすかったり締め付けを忘れやすい箇所になる。フロントホイールを締め付け忘れた場合カタカタとホイールが動く音がします。幸いにも脱落防止機構があれば脱輪せずに済みます。
プレッシャーアンカーは地面からの衝撃を受けるフォーク内にあります。これが緩むとヘッドにガタつきが生じて音鳴りが発生する場合がございます。それを治そうとしてヘッドキャップのボルトを締め付けますが、そのボルトのさきには緩んだプレッシャーアンカー。構造が分かる方はもうお分かりでしょう。
プレッシャーアンカーのみが動いて動かしたいフォーク自体は動きません。無理に締め付けるとボルトの破損につながるため注意しましょう。

⑥スポーク折れによるホイールからの異音

落車や自転車を倒してしまうとスポークが折れてしまう事がある。折れているとリムの中から「カランカラン」という音が発生します。これはスポークをリムに固定するためのニップルがリムの中に入り込んでしまうとこういった音がなります。これを解消するにはホイールからタイヤチューブ。場合によってはリムテープを除去する必要があります。
チューブバルブ穴もしくはスポーク穴からニップルを取り出します。
そして折れたスポークを交換し、振れ取りをすれば異音は治ります。ただし、専用のスポークを使用していないホイール
(ただし、引っ張り強度が異なるスポークに交換した際には交換した以外のスポークの破損が起きることがある。同じスポークでも新品とすでに使用しているスポークでは疲労蓄積の具合が異なる為、他スポークの折れにつながる可能性があります。)
安価なホイール(新品で1万円以下のホイール)であれば2回目スポークを交換すると工賃と部品代で新品のホイールが買える場合も。
折れてしまった際には自転車屋さんと話し合ったうえで修理か新しいホイールを買うのか判断しましょう。

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