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【セルフメンテナンス必須】ロードバイクを整備する上で必要な知識

ロードバイクはメンテナンスをしなければ安全に乗れません。長期間メンテナンスしていないロードバイクはタイヤやブレーキシューの劣化により事故につながったりとても危険です。
自分でメンテナンスする場合は適切なメンテナンス知識が必要です。
今回は必要な知識を少し紹介いたします。

工具の使い方

自転車には主にヘックス(六角)穴のネジが使用されております。六角ネジはプラスネジに比べトルクをかけやすく、少ないスペースで締め付けなどが行えます。
そのほかにはトルクス穴ネジが使用されることもあります。こちらはサイズが異なるトルクスレンチでも回すことができます。ですが、ネジ穴が壊れるので適切なサイズのレンチを使用しましょう。
また、ネジを締め付ける際の力(トルクが定められている場合があるので注意しましょう。
工具を使用する際にはフレームやほかのパーツなどに工具が当たらないように注意しましょう。

ケミカルの使い方

ケミカルにはパーツに対する攻撃する性質があるものがあります。攻撃性の高いケミカルを弱い素材を使用したパーツに使用するとパーツ破損につながるため使用前に攻撃性の確認をしましょう。
樹脂材料のパーツ(ベアリングシール等)にパーツクリーナー等を使用するとケミカルアタックという現象が起きるため注意しましょう。
パーツにより使用するグリスやオイルが指定されている製品は決められた物を使用しましょう。故障などが発生した際に指定のグリス等を使用していないと保証対象外とするメーカーもあるようです。

所有するロードバイクの仕様を覚えよう

自分の所有するロードバイクのコンポーネントやホイール覚えていますか?ロードバイクを一々確認してパーツの手配していませんか?
毎回、確認していたら効率悪いし面倒です。パーツの型番などは覚えておきましょう。
コラム径や使用しているタイヤサイズも覚えていると良いです。

フレームやパーツなどの各部締め付けトルク

近年、ロードバイクの素材としてカーボンファイバーが主流となってきました。フレームだけではなくパーツにもカーボン素材が多くしようされています。
カーボン素材は軽量で引張強度が高くフレームを作るうえでとても良い素材です。ですが、外部から一点に集中してかかる力に弱く、決められた締め付けトルクを超えると割れる可能性があります。
そのためカーボンフレームやパーツはアルミ等の金属素材と比べて低いトルク値が設定されています。
説明書をよく確認して適切なトルク値を覚えましょう。
パーツにも締め付けトルクが設定されていることがあります。シマノのコンポーネントには推奨取り付けトルクがあります。基本的にはシマノ推奨トルクで問題ありませんが、フレーム取り付け部分の規定トルクが推奨トルクよりも低い場合はフレーム側トルクを優先します。
もちろん、規定トルクで動いてしまったり固定できない場合は締め付けトルクを強くしますが、強すぎるとフレームが割れてしまいます。

メンテナンススタンドの使い方

メンテナンス用スタンドでシートポストをクランプするタイプのスタンドでトップチューブをクランプしている人をよく見ます。
しかもショップでトップチューブをクランプしているのを見ます。
実際に捨てるカーボンフレームを破壊実験しましたが、トップチューブはかなり柔らかいです。
爪ではじいたり、指で押すとよくわかりますがトップチューブは薄いです。
なのでシートポストをクランプする部分でトップチューブをクランプすると割れることがあります。ウェスを挟んでも傷防止程度にしかなりません。
カーボンフレームを割りたくない人はトップチューブをクランプするのはやめましょう。どうでもいい方は挟めばいいと思いますよ。

力のかかる作業

上記のシートポストクランプ式スタンドでフレームを挟んだ状態でBBやペダルの取り付けをするとフレームが割れる可能性があります。
トップチューブを挟んだ場合、想定されていない方向に力がかかる為フレームの破損につながります。
シートポストをクランプしていればまだましですが、大きな力のかかる作業はスタンド等は使わずに取り付けるのが良いでしょう。

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